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0702 三陸実習【1学年総探】

7月2日(火)、1学年で三陸実習に行って参りました。
復興に向けた地域振興が盛んな大船渡地区を見学・研修することを通して、生徒が立てた仮説を検証し、そこから新たな問いを立てて探究することが目的です。
行先は、7コース(東海新報社・キャッセン大船渡・社会福祉協議会・金子ルーフ工業・吉浜地区公民館・越喜来波板海水浴場・越喜来泊漁港)でした。
生徒がそれぞれ行って探究したい場所を選択し、それぞれのコースから設定された探究課題(問い)を日々の総合的な探究の時間で追究しました。
当日は、午前中に実地調査(フィールドワーク)に取り組み、午後は、午前で学んだことを踏まえながら、本校で探究してきたこととあわせて提案(プレゼン)をしました。自分たちが今まで考えてきたことと当日のフィールドワークの内容を結合させながら提案することは難しいです。しかし、どの生徒も、大船渡の良さや素晴らしさ、課題や問題といった現状を認識しながら、自分たちの提案を堂々と行っていました。


今回は、東海新報社さんでのフィールドワークや、生徒によるプレゼン発表の様子を掲載いたします。

大船渡の地方紙「東海新報」当日付けを頂き、各記事の特徴や表現方法等について、編集者の方から直接、学びました。
フィールドワークの様子です。大船渡の街並みや観光資源について、震災前後を比較しながら学びました。地域の変化をどう伝えていくか、伝えるべきか。真剣に考えていました。
午前のフィールドワークの振り返りもしました。メディアの役割について、ただ情報を示すのではなく、自分たちがどう生きていくのかといった「生きる」を主眼においた地方紙としての役割を学びました。
午前のフィールドワークを踏まえ、自分たちのプレゼン内容を吟味しています。

そして、プレゼンです。各グループからは、「スクラップ新聞(新聞の新聞)」を作成して、過去の新聞と現在の新聞を繋げる」「読者と直接繋がる地方新聞として在り方を考える」「新聞と地域が共生社会を実現するために協力し合う」「観光資源を活用したハザードマップを地元企業等とタイアップして作成する」などのプレゼンがありました。


それぞれのプレゼン後、東海新報社の担当の方から、フィードバックをいただきました。
「震災伝承を新聞が伝える難しさと意義」「震災を通して『生きる』ことの重要性を新聞というメディアを通して伝え続けたい」
「『伝える』ことの課題解決として新聞が機能したい」
「まずやれること、やってみたいことからどんどんチャレンジする存在でいたい」などのコメントがありました。
生徒のプレゼン内容を発展させてくれるアドバイスを、大変丁寧にしていただきました。ありがとうございました。

現在は、今回の提案だけに留めず、現地で学び得たことを軸に新たな問いや課題として浮かび上がったことをさらに追究し、それをレポートにまとめております。あらためて自分たちの考えを整理し、再提案してみる段階まで持っていく予定です。
 

(文責:経営企画課 小野寺&古川)