三陸実習が行われました!
10月18日(火)に1年生の総合的な探究の時間の一環として「三陸実習」を行いました。事前に、自分で仮説を立てるという学習を行いました。各クラスごとに行き先・プログラムが異なりますので、一クラスずつご紹介いたします。
1組 宮古市
午前中は宮古市田老で東日本大震災当時のお話をお聞きしました。また、三王岩では高校生らしい楽しい時間を過ごしました。
午後は共和水産の代表取締役専務イカ王子(鈴木良太氏)のお話と工場見学をしました。
2組 陸前高田市
奇跡の一本松の前。ガイドから、何故この松だけが大津波から残ったかの説明を受けました。震災遺構「タピック45 」では、大きく破壊された館内 が 、震災当時の津波の威力と怖さを私たちに伝えていました。
午後は2か所訪問しました。1か所目は一般社団法人ピーカン農業未来研究所 。大森孝典さんより、ピーカンナッツ農場が何故陸前高田市にあるかの説明を受けました 。場所は、「サロンドロワイヤルタカタ本店」。
2か所目はフレスコボールの体験。計画では、高田松原海水浴場を予定していましたが、多少天候が悪く、屋内施設で実施。ラケットを持ってボールを打ち合う「思いやりのスポーツ」を体験しました。
3組 大船渡市
午前はキャッセン大船渡。『あの日~大船渡からの贈り物~』という、各自のスマートフォンを通じて、震災が起こった直後の状況を疑似体験するアドベンチャーゲームに取り組みました。
午後は、午後は太平洋セメントでの工場見学。仕事内容や、地域・環境への取り組みなどについての講話を聞いた後に工場内を見学させていただきました。
4組 山田町
①「震災ガイド&復興まち歩きつまみぐいツアー」
午前中は、びはんの職員さんのガイドを聞きながら山田の町並みを見て回りました。タブレットに記録されている震災当時や震災前の画像を見ながら歩くことで、リアルな実情を知ることができました。 山田煎餅揚げ、ホタテの貝剥き体験も行いました!
午後は、びはん職員、社会福祉協議会の職員の方々のサポートの下、復興住宅に入居する高齢者の方と一緒に買い物をする体験に取り組みました。ハード面ではなく、ソフト面の復興に関する実情を肌身で感じることができる、貴重な経験となりました。
5組 釜石市唐丹町
岩手大学釜石キャンパス・すなどり舎:齋藤孝信さんの元気あふれる講話で、釜石漁業の現状と未来について理解を深めることが出来ました。午後は 3つのグループに分かれ体験学習を行いました。
グループA:海ごみを考えるビーチコーミング
グループB:漁村の震災復興・漁師から聞く発災から復興
グループC:持続可能な漁業・魚食普及と地産地消を考える魚さばき
Cグループは今朝獲れたてのブリをさばきました。
6組 大槌町
6組は、大槌町の吉里吉里国、おしゃっち、安渡公民館を訪問しました。吉里吉里国では、大槌町の林業について学び、薪割を体験しました。
おしゃっちでは、サーモン養殖の利点と欠点を教えていただき、大槌サーモンのPRを見ておいしいサーモンを食べることができました。そして、安渡公民館で、震災復興について学んできました。
7組 釜石市鵜住居
それぞれが三陸についての「深めたいこと」「興味があること」「これから学びたいこと」を考え、仮説をもとに三陸実習に行きました。午前中は宝来館近くにある根浜シーサイドにて火おこし体験を行いホタテとマシュマロを食べました。午後は鵜住居生活保護応援センターにて釜石高校の夢団考案の「釜石版クロスロード」を行いました。
今後の予定
実習で得た知見を基に生徒たちは新たな問いを立てます。さらに学びの入り口をたくさん探し、自分たちの住む町や三陸の課題 のテーマを見つけ、深めていく予定です。