国内研修旅行について
令和5年3月13日(月)から15日(水)まで、本校2年7組理数探究コースの生徒(男子20名、女子20名、計40名)が、茨城県つくば市方面へ国内研修旅行に行ってきました。令和になってからはコロナ禍で行えていなかったため、実に4年振りの研修旅行となりました。現地に行き、本物を見ることで生徒たちは大いに刺激を受け、学んだようでした。
〇研修内容
1. プログラミング講座(ソーバル株式会社)
2. JAXA施設見学(JAXA)
3. ロボット工学施設見学(サイバーダインスタジオ)
4. 防災学習(防災科学技術研究所)
5. 筑波実験植物園施設見学(筑波実験植物園:生物選択者)
6. 高エネルギー加速器研究機構施設見学(高エネルギー加速器研究機構:物理選択者)
7. つくばエキスポセンター見学(つくばエキスポセンター)
1. プログラミング講座
生徒の感想
作業一つ一つ丁寧に教えていただき、うまくプログラミングすることができてとても面白かったです。実際に自分でプログラミングしてホームページを作ったり、ドローンを動かすことは達成感があり楽しく、いい体験になりました。細かいけれど意外と簡単な作業ではあるので家でももう少しやってみたいと思いました。
2, JAXA施設見学
生徒の感想
人工衛星のおかげで、様々な場所で通話やメールができたり、テレビ映りがきれいになるなど、人工衛星は私たちのいつもの暮らしの中で活躍しているとわかった。また、人工衛星によって地殻変動の様子を詳しく観察できるため災害を監視することができ、人工衛星は私たちの暮らしの安全にも貢献しているとわかった。
3. ロボット工学施設見学
生徒の感想
ロボットの技術は、介護や医療などでも役に立つ。ALSや脳卒中などで身体が不随になった患者さんのリハビリに使えるということに関心を持った。リハビリをしていくと脳が反応して、症状が良くなったり、脳が体を動かそうとすると生体信号が出たりするなど、私が興味のあることについて学べたので良かった。
4. 防災学習
生徒の感想
日本に、世界で1,2位の実験装置があるのが単純にすごいと思った。コンクリートの方が木材の建物よりも耐震性があると思っていたが、CLT構造という組み方なら木材のほうが耐震性があることもあると知り驚いた。降水量を変えての実験を行える場所は、3〜4ヶ月かけて作っている斜面はどんなふうに変えているのか気になった。ガイドさんからは降水量と雨粒の大きさなどを変えるという話を聞いたが、土壌等よりはそういう方だけの実験を行っているのかを聞けばよかったと思った。
5. 筑波実験植物園施設見学
生徒の感想
地域によって植生が大きく変わることを実感しました。特に驚いたのは熱帯で育つ植物についてです。自分が想像したよりもとても大きくびっくりしました。また生物の多様性がどうして大切なのかということについて一度失ったら取り戻すことができないのと人間の生活に強く結びついているからと言うことを学びました。
6. 高エネルギー加速器研究機構施設見学
生徒の感想
見学を行うにあたって、国際リニアコライダーという名前は聞いたことがあったが、どんなものかということは詳しく知らなかったので、最初はなんの話をされているのか全くわからなかった。だが、初めて本物の加速器を目にした時、とても感動した。この1つの加速器を作るのにどれだけの費用と、人の手と、情熱がかかっているのだろうと考えたからだ。あんなに大きく複雑で危険な物を精密に設計して作るということはかなり難しく労力がかかるだろうと思う。解説をしてくださった久保先生は、「好きなことをしてお金を稼げる、新しい発見にワクワクする」と自分が研究者であることにやりがいを感じていた。心から尊敬したし、自分は研究職の道を今のところは考えていないけれど、久保先生のような考え方は忘れないまま大人になりたいと思った。