令和4年度 総合的な探究の時間 課題研究の様子
2学年1組~6組の総合的な探究の時間では、夏季休業明けから課題研究に取り組んでいます。生徒たちはグループで研究テーマを設定し、仮説や検証方法も自分たちで決め、研究に取り組んでいます。12月8日(木)にはこれまでの研究の成果を披露する中間発表会があります。今回は、2つのグループの研究内容と研究活動の感想を紹介します。
【文学・心理・歴史・芸術 グループ⑮】
私たちは、「ポジティブな性格かネガティブな性格かは、その人の人間関係によるところが大きい」ということについて研究しています。研究動機は、私のグループのメンバーは人の性格に興味があり、身近な題材を探していたとき、全員が「やりたい!」と思ったことです。私たちは、「愛されている人ほどポジティブである」と仮説を立て、アンケートを実施することで検証を行いました。
課題研究に取り組んでみて分かったことは、裏付けとなる知識が大切であるということです。研究を行う上で根拠となる学説や結論を支える論文があることが重要だと気付きました。また、研究活動を通じてグループの仲間と協働することの大切さや、研究過程で気づきを得ることの喜びを知ることができました。協働することは他科目の授業でも重要ですし、発見の喜びは学ぶ楽しさや意欲につながっていくと思います。課題研究を通し、学校生活をさらにレベルアップさせていきたいです。
【文学・心理・歴史・芸術 グループ⑮】
私が所属しているグループでは、LGBTQ+の人々が学校で平等に生活し、社会のパートナーシップを確立するためにはどのようなLGBTQ+教育が必要なのかについて研究しています。この研究の動機は、現在LGBTQ+の人々の中で、自分の性について主張できず、苦しんでいる人が多くいるため、それをなくすために必要な教員の配慮や改善はどうすべきか考えようと思ったからです。研究では、「教員がLGBTQ+について知り、授業の中で生徒と共有し、異なった考え方を受け入れる教育が必要なのではないか」という仮説をもとに、生徒にLGBTQ+についてのアンケートを行い、仮説を検証しています。
課題研究はグループで行うので、仲間と意見を共有したりして考えを深めることができ、とても参考になることが多いと感じています。また、文系と理系の人が同じグループで研究していることもあり、それぞれの得意分野を生かして研究できることが課題研究の魅力だと思います。