なぜ探究をやるのか?一応教育を学ぶ男子高校生が考えてみた。
マイプロジェクトアワードに参加する前の私は、「どうせ自分よりレベルの高い探究が集まっていて、自分の探究は大人達にたくさん質問攻めにされるのだろう」と思っていました。
ですが、参加してみて、そのような不安は吹き飛びました。
ホームチームのメンバーは真剣に話を聞いてくれて、自分の探究と絡めた意見を話してくれました。
それは「サポーター」と呼ばれる大人達も同じで、バカにする人など一人もおらず、むしろ大人が子どもから学ぼうという位の勢いで聞いてくださいました。
三高生のみなさん、ぜひ勇気を出してアクションしてみてください。
活動の規模も実績も関係ありません。何かしらアクションしているということが、あなたの熱意を他者に伝え、協力してくれる仲間を増やすことにつながるのだと思います。
【おまけ】
なぜ探究をやるのか?一応教育を学ぶ男子高校生が考えてみた。
「探究ってつまらない」と考えている人も多いことと思います。「なぜつまらないの?」と聞くと、「意味ないっしょ」という返事。(残念ながら)三高でよく聞く会話ではあると思います。
いろいろと小・中・特支を見学したり、教育に関する本を読んだりして、考えたことをまとめました。
気楽に読んでください。
・社会に出て、いつもの学校のように、「じゃぁこの問題解決してね」と渡されることはまずないらしい。つまり、「課題を発見する」という力が必要だ、ということ。
・「身近なところから課題を見付ける」でよい。
(ヘラルボニー創業者の松田崇弥・文登兄弟もそう。兄が障害者であることがきっかけ。私自身もそう。社会科が大好きだから。)
・どのようなプロセスを立てて解決に導くのかを考える。→解決に近づける
かつての教育において、このような学習はなかった。つまり、課題発見・解決のプロセス立ての訓練を受けていないのに、会社で「はい頼むよ~」と言われていた時代があったということ。ここの部分をなんとか訓練できないか。そういう思いから、探究学習は生まれました。だが、教科の学習でこれを取り入れることは難しい。だから「総探」という特別な時間をつくりやってみようではないかとなりました。
探究の中で失敗し、修正する力も、総探で鍛えたい能力の一つです。
失敗を恐れずチャレンジしていれば、いつか総探スイッチが入る日が来るはずです。だまされたと思ってやってみてほしい。その時、周りに頼れる人がいることを忘れないでいてください。
本校からマイプロジェクトアワード岩手県summitに参加した生徒の様子はこちらからどうぞ